秋の柔らかな日差しの中で行われた千信杯。
中越チーム初戦の相手は大豆島少年野球クラブさんでした。
初回の守りで相手の安打とミスから先制点を奪われた中越ですが、その裏にすぐ反撃開始です。
俊足一番打者の出塁に二番打者が長打で続き、6年生二人で同点に追いつきます。
その後の相手失策で逆転に成功した中越は、攻めては4本の長打を含む6本の安打を、
守っては相手の打線を2点に抑えた先発投手と二死満塁から好救援を見せた二番手投手の継投で快勝し二回戦進出を決めます。
続く二回戦の相手は、今季数々の大会で上位進出している緑ヶ丘・川合新田少年野球部さん。
この強豪に対し、中越は真っ向勝負で挑みます。
中越初回の守備は相手先頭打者の安打と二盗で無死二塁のピンチとされ、上位打線を迎えます。
ここで先発投手が小気味よくストライクを先行させて二番打者を投飛、三番打者を三振に斬って取り、大量失点の危機を防ぎます。
続く四番打者の安打で先制点を奪われますが、五番打者の飛球を守備範囲の広い中堅手が押さえ、最少失点差で初回を乗り切りました。
二回の相手の攻撃では四球、失策、安打で2点を追加されるも三回は三者凡退で抑え、
逆転への望みをつなぐ3点差で最終回を迎えます。
しかし地力で上回る緑ヶ丘・川合新田さんが投球数50球を超えて疲れの見える中越の先発投手から鋭い打球を放つと野手も押さえきれず、ダメ押しの4点が追加されてしまいました。
最終的に0対7で敗れた中越チームでしたが、よく鍛え上げられてミスのない強豪に対して
試合終盤まで集中力を切らさず食らいつく好ゲームを展開できました。
シーズンもいよいよ終盤となり、これからが正にチームの総仕上げの時期。
”今季のベストゲーム”と言える試合をきっとまだ見せてくれることでしょう。
大豆島少年野球クラブさん、緑ヶ丘・川合新田少年野球部さん、
いい試合をありがとうございました。