朝から蒸し暑い真島杯2日目の犀川グラウンド。
上位を目指す各チームによる熱戦を予感させます。
中越チーム2回戦の相手は上田市から参戦し、初日の一回戦をともに勝ち上がった
豊殿軟式野球スポーツ少年団さん。
後攻の中越はまず初回の守備で、失策と連打から招いた二死二三塁のピンチを迎えますが、
ここは冷静に外野フライで打ち取り落ち着いた出だしを見せます。
その裏の攻撃では死球による出塁からすかさず二盗三盗を決めた俊足二番打者が
次打者の振り逃げの間隙をつき見事に本塁を陥れて先制!
四番打者もヒットで続くなど、初回から大きな3点を挙げて試合の流れを引き寄せます。
続く二回にも1点を追加し、三回には4年生の連打と一番打者の長打で更に4点を積み上げます。
打線の援護に応えた先発投手も低めに抑えた制球で無四球完投を果たし、
8対1の勝利で堂々と準々決勝進出を決めました。
照りつける日射しのもと昼過ぎに始まった準々決勝。
相手は今大会のホストチーム、真島ファイターズさん。
初回は先発の両投手がともに相手の攻撃を三人で打ち取る緊迫感のある滑り出し。
しかしたとえ体格が小柄な選手であってもスイングの鋭い真島打線が徐々にペースをつかみ
次第にレフトへライトへとパンチの利いた強い打球を飛ばして得点を重ねます。
守っては相手先発投手が中越打線を四番のシングルヒット1本に抑える抜群の安定感。
ほぼ完ぺきなピッチングによって中越チームの強みである足技が封じ込められました。
結果、ベスト4を目前に0対10の悔しい敗戦を喫した中越チームでしたが、
ミスのない相手を上回るために日々何をすべきか、好投手攻略のためにどんな工夫ができるのか、
選手一人一人に大きな課題と目標を与えてくれた一戦となりました。
大会運営を含め貴重な場を与えてくれた真島ファイターズさん、ありがとうございました。