中越チームにとって学童春季大会北信予選は春の公式戦のクライマックス。
初戦の相手は中野ベースボールクラブさん。
中野市内の各チームから選手が集う北信地区有数の強豪です。
相手打線は序盤からその看板通りに火を噴いて
初回二回と4番打者の2打席連続3ランなど7点を奪われ、中越はいきなり劣勢となります。
しかしこの試合の中越は、たとえ点差を開かれても勝利への気迫は一歩も引けを取りません。
先発投手の丁寧な投球、スタメン4年生たちの堅実な守備、そして中堅手の魅せるプレー…。
かつてはミスが目立った挟殺プレーも、内野手の連携で日ごろの練習通りに処理します。
3回裏のピンチを冷静なダブルプレーでしのぎ、流れを手繰り寄せつつあった4回表の攻撃。
この回先頭の二番打者が出塁してすかさず盗塁、三番打者の右方向への進塁打で走者を進め、
四番打者が右中間へ二塁打を放って走者を返す、正に教科書通りの攻撃で待望の得点を獲得。
しかし中野ベースボールクラブさんの猛打はその後も続き、コールドでの敗戦となりました。
試合後の選手の表情には、自分たちのプレーを最後まで続けることができた達成感と、
「もっと粘り強い打撃ができていたら…」「打球をしっかり身体で止めていたら…」という後悔。
強豪チームとの対戦で選手たちが得た清々しさと悔しさは、きっと次の試合に生きるはずです。
中野ベースボールクラブさん、良い試合をありがとうございました。